MRI検査の前にちょっと待って!!

医療
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こんにちはNAGIです。

今回は、MRI検査を行うにあたって注意してほしいことなどを紹介していきます。MRIは検査に放射線を使いません。しかし、検査の中では事故がとても多いです。MRIは隠された危険が潜んでいます。今回はそれを紹介し、実際に検査に行かれるときに、参考にしていただいてくれると幸いです。検査をする私たちも協力してくれるだけですごく助かります。どこが痛いか、どこがおかしいなど自分にしかわからないこともあるので、検査するときにここが痛いなど言ってくれるだけで撮影する側もそこを重点的に撮影できます。話がそれてしまいましたが話を戻していきます。

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MRI検査ってなに?

MRIはmagnetic resonance imagingの略で日本語に直訳すると核磁気共鳴画像です。核という漢字を見て、いやな想像する人もいると思いますが、原子核の核のことを指します。MRIではこの原子核を動きを捉えて画像にします。なので、放射線を使用せずに、体の中を見ることができます。代わりに大きな磁場を発生させて撮影を行います。

MRIとCTの違いは?

MRIとCTの大きな違いはやはり放射線を使わないことです。2つとも全身の検査ができますが、用途が違います。CTは主に石灰化、出血、癌などの適しています。MRIは主に靱帯、炎症、癌などに適しています。ざっくり言えばCTは固いもの、MRIは柔らかいものが適しています。放射線を使わないデメリットもあります。検査時間が大きく違います。CTは単純CTなら5~10分程度ですが、MRIは30分ぐらいかかってしまいます。

MRIの検査を受けるにあたっての注意点

長くなりましたが本題に入っていきたいと思います。

検査時間

MRIは検査時間がとにかく長いです。上にも書きましたが大体30分ぐらいです。造影検査になると1時間かかる検査もあります。病院によって少し時間は違うと思いますが、私の病院ではそれぐらいかかります。その時に注意してほしいのは、トイレです。検査の途中でトイレのはいけないので、聞いてくれる技師さんもいますが、少し不安なら検査の前に行っておくことをおすすめします。名前が呼ばれる前に行っていただくと検査がスムーズに行えますので、こちらとしてもとても助かります。

金属の持ち込み

MRIは金属は持ち込めないというのは知っている方も多いと思います。MRIは磁場が発生しており、金属の持ち込みができません。MRI自体大きな磁石だと思ってもらって結構です。金属を近づけると金属が引っ張られます。検査前に身に付けている金属を外してもらいます。時計、携帯電話などは持ち込んだだけで壊れてしまいます。クレジットカードやキャッシュカードなどの磁気カードも壊れてしまうので持ち込まないでください。病院によっては検査する人は全員検査着に着替えてもらう病院もあります。ファスナーなど小さな金属でも検査に影響するので、これぐらいならいけると思わず身に付けているものはすべて外してほしいです。こちらも金属探知機などを使ったりして細心の注意払っていますが、見落としなどもあるので、患者さんがチェックしてくれると二重チェックになるので、そういったことは少なくなると思います。

騒音

MRIでは検査中大きな音が鳴ります。原因としては傾斜磁場という磁場を使用するのですが傾斜磁場を切り替える際に、大きな音が鳴ります。この音は小さくはできないのでヘッドホンや耳栓をして検査を行います。

やけど

MRIではやけどの恐れがあります。MRIでやけどがあるの?って感じですよね。実際あります。どのようなときにやけどしてしまうのか。MRIは電磁波も利用しています。その電磁波によって加温してしまいます。小さな金属はそこが熱くなってしまいます。またシップやヒートテックなども熱が逃げれなくなるので危険です。皮膚と皮膚が触れていても熱の逃げ場がなくなります。私たちが良く言うのはループ状にしないことです。手を組んだり、膝の内側が当たったりするとループ状になるので、当たってるなと思ったら、近くの技師さんに行ってください。

注意してもらいたいのは女性の方でアイシャドウは付けずに検査に来てほしいです。アイシャドウの中に金属が入っている場合があります。それもやけどや検査の妨げになってしまいます。また、刺青やタトゥーをしている方もやけどの恐れがあります。刺青をしている方で検査する人は問診票のほかに同意書を書いてもらうケースがあります。

熱くなってきた気がすると思ったら検査を中断してもらうべきだと思います。やけどしてからではおそいですからね。

 

次に検査できない人などを紹介します。対象の人は残念ですがMRI検査ができなかったり、制限がある人を紹介します。

検査できない人、注意しないといけない人

主に検査できない人は心臓にペースメーカーが入っている方、人工内耳などの体内電子装置、脊椎刺激装置、金属片が体内に入っている方は検査できません。しかし、心臓のペースメーカーは検査できる装置もあります。最近増えてきたもので、ペースメーカーのモードを変えると一時的に検査できるようになります。

また、脳動脈瘤クリップ、人工関節、ステントなど体の中に入っている人は手術をいつしたかによって検査できるか変わります。最近はほとんどMRI対応の物が使用されています。前は、対応の物を使っていなかったので、その人は検査できません。詳しいことが分からなければ、手術をした病院などに問い合わせてみるのもいいと思います。

閉所恐怖症

MRIの中は非常に狭いです。狭いうえに、体を動かないように体を固定されてしまいますので、閉所恐怖症の方は残念ですが検査できません。不安がある方は検査前にドクターか検査してくれる技師さんに聞いてみてください。隠して苦しい思いするより、言って違う検査をする方が有用だと思います。私はMRIをやりだしてそんなに経ってませんが、検査室の前で検査できないって人も何人かみました。


決定版 MRI完全解説 第2版

まとめ

今回はMRI検査を受けるときの注意点をお話ししました。気になることがあれば近くの技師さんに聞いたらいいと思います。私たちも不安なく検査してほしいので、検査前にどんな些細なことでも構いません。MRIは意外と危険が多いですが、注意すればほとんど無害です。放射線被ばくをしないで検査ができるので、その点も大きいですね。では、今回はこの辺で終わりたいと思います。それでは!!

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