こんにちはNAGIです。
新型コロナウイルスが2月に指定感染症にしてされて半年。新型コロナウイルスは2類相当の感染症とニュースでやってました。そして今度は指定感染症を見直そうとしているそうです。そもそも2類って何って話ですよね。普通に生活していたら絶対に聞きませんよね。そもそもなぜ分類をするのか、どんな種類があるのかなど簡単に説明していこうと思います。
感染症の分類
日本は感染症法に基づいて5種類の分類をしています。1類、2類、3類、4類、5類と分けられています。1類にいくほど感染力や重症度が高い危険な感染症だといわれています。
なぜ、分類分けをするの?
分類によって、医療費の負担の仕方や保健所に提出する期限などが変わってきます。1類感染症は交通機関など、公共施設も制限されます。患者本人が大きな制限を受けるのは1類感染症だけです。その他は必要に応じての制限になります。保健所に提出する期限ですが、1類~4類までは感染がわかった直後に提出しなければいけません。5類は感染がわかって7日以内に提出することになってます。大きく分類分けすることで、簡略化したのだと思います。
どの感染症がどの分類?
1類感染症
1類感染症は少なく7種類です。
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘瘡(天然痘)、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱
最近でよく聞くのはエボラ出血熱とかではないでしょうか。
2類感染症
2類感染症も少なく7種類です。
急性灰白髄炎(ポリオ)、結核、ジフテリア、鳥インフルエンザ(H5N1)、鳥インフルエンザ(H7N9)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)
この中でよく聞くのは、結核、鳥インフルエンザとかだと思います。鳥インフルエンザはすべてではなくこの種類だけなので注意が必要です。
ちなみに指定感染症は第1類から第3類に準じた対応の必要が生じた危険度の高い感染症のことを指します。つまり指定感染症に指定されたものは1類感染症程の危険性があると言っても過言ではありません。しかし、新型コロナウイルスは2類相当とされているので、1類ほどではないですが、ある程度注意が必要です。
3類感染症
3類感染症も比較的少なく5種類です。
コレラ、赤痢(細菌性赤痢)、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス
腸管出血性大腸菌感染症ではなくてO-157などの方が聞いたことがあるかもしれません。
4類感染症
4類感染症は少し多くなって10種類です。
E型肝炎、A型肝炎、黄熱(黄熱病)、Q熱、狂犬病、炭疽、鳥インフルエンザ(H5N1型を除く)、ボツリヌス症、マラリア、野兎病
聞いたことのある感染症も少しはあるかなって感じですね。
5類感染症
5類感染症は数がかなり多く1類~4類以外の感染症のもので国が定めたものになります。数が多いので、いくつか挙げておきます。
インフルエンザ、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症(MRSA)、マイコプラズマ肺炎、性器クラミジア感染症など
5類は身近な感染症が多いと思います。
分類を変えると何が影響される?
分かりやすいように新型コロナウイルスでお話します。現在、新型コロナウイルスは2類感染症相当とされています。2類感染症は軽症者、重症者に関わらず入院、または監視されてます。なので、入院費も公費として支払われます。しかし、新型コロナウイルスが3類感染症以下になってしまうと、入院が必要な人のみ入院します。軽症者は自宅待機などになります。もちろん希望したら入院はできると思いますが、その費用は自分で支払わなければいけません。もし、そんな状況になれば感染はどうなるでしょうか。病院側の負担を減らす意味では正解かもしれませんが、実際どうなるでしょうか。
まとめ
今回は、感染症の分類についてお話しました。分類の種類を覚えなくてもおおまかなところを覚えていれば、国がどんなことをしようとしているか分かると思います。今回は、この辺で終わりたいと思います。それでは!!
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