こんにちはNAGIです。
今回は、少し放射線についてお話ししたいと思います。前回の投稿で少し話しているのでよかったらそちらから読んでもらえると幸いです。
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話を戻して放射線についてお話ししていきたいと思います。
放射線ってなに??
放射線は放射性物質から放出される粒子や電磁波のことを言います。放射性物質が放射線を出す能力を放射能といいます。例えると、ピッチャーが放射性物質、ピッチャーの能力が放射能、ピッチャーの投げた球が放射線って感じです。放射線技師は放射線を使って体の中を見ます。撮影で使う放射線はX線といわれているものです。単位としては、テレビなどでよく使われているSv(シーベルト)、そのほかにBq(ベクレル)といった単位もあります。
放射線って危険なの??
たぶん読んでいる人の大半の人が危険なのって思っていると思います。実際私が放射線を勉強するまではそうでした。最初に、普段生活していても被ばくしています。このことを知らない人も多いと思います。じゃあどこから放射線が出てるのって話です。宇宙や大地から飛んでくる放射線、食物にも放射線が含まれています。普段の生活で約2.1mSv被ばくしています。胸部のCT検査では2.4~12.9mSv、胸部のX線撮影では0.06mSv程度です。実際に体に影響があるのは100mSvだといわれています。皆さんが思っているほど危険ではなく、気づかないだけで身の回りに放射線はあったのです。
放射線事故などはなんであんなに取り上げられるの??
実際日本人なら原子力爆弾については小さいときなどに勉強し、放射線怖いとなったはずです。広島の原爆は被ばく線量が1時間当たり4万~10万mSvだといわれています。桁が明らかに違いますよね。ちなみに福島の原子力事故はそれほどではないですが確実に人体に影響が出るレベルです。しかし、そのようなニュースは鵜呑みにしない方がいいと思います。実際メディアは私たちが放射線をあまり知らないと思ってます。なので少し話を盛ってもバレないということです。みんながテレビに飛びつくようなニュースがほしいですから、盛りたくもなりますよ(笑)もちろん正しいものもありますが、実際に自分がどのニュースを信じるかです。
放射線事故が起きたらもうそこには住めないの??
現在福島の原子力発電所の近くでは生活できません。ずっと住めないってことはないです。放射性物質は時間とともに安定な物質に変わっていきます。つまり、放射線が減っていきます。すべての物質が同じように減っていくわけではありません。福島の事故の後約30年は生活できないといわれていましたが、それは、放出した放射性物質の中で一番減衰するのが遅い物質が半分になるのが約30年です。みんながよく耳にするセシウムという物質です。一生住めないことはないですがかなりの長期間になります。
おわりに
今回は放射線についてすこしお話ししました。放射線技師は日々検査の被ばくを減らす努力をしています。いらない被ばくは嫌ですからね(笑)この投稿を読んで少しでも放射線の考え方が変わってくれたら幸いです。今回ちょっと堅苦しくなってしまったので次回はすこし楽な投稿にしたいと思います。それでは!!
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